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Mariko's Home Visit


マイホームを購入、売却された先輩方の体験談・生の声・素敵なオーナーライフなどをご紹介します。 これからマイホームのご購入、ご売却を考えていらっしゃる方、買い替えを考えていらっしゃる方、先輩達のアドバイスや経験をぜひ参考にしてみてください。 新しいホームオーナーを次々とご紹介しますので、どうぞお楽しみに。


Vol. 24

  • Kさん & Mさんご夫妻宅
  • 市場を気にしていたら買えない!
    と思い切りました。
  • 地区:Renton
    築年:1996年 2 bed/1 bath コンドミニアム
    購入:2008年1月【購入】

【きっかけがつかめずに5年が経っていました。】

  1. 今回、このような混沌としている市場の中、購入に踏み切った経緯を教えてくださいますか。
  2. ご主人:まず、子供が出来たことと同時に、借りていた借家の大家さんが戻ってくることになったので、僕たちにとってはいいタイミングだったのだと思います。

  3. 奥様:随分と長く住んでいましたからね・・。5年?ですか。近所の方ともいいお付き合いをしていましたし、そういったことでも重ならないと、中々きっかけが出来ませんでした。
  4. 確か2-3年前に一度、購入のご相談でお会いしていましたよね。でも、当時でも破格のお家賃で、あまり買うメリットが感じられなかったのを覚えています。
  5. 奥様:そうなんです・・。あのお家賃で一軒家の半分を間借りしていたので、購入しても、ローンの額が倍以上になったりするのにはちょっと抵抗がありました。
  6. 再度、今回お会いさせていただいたとき、そのときに差し上げたファイル一式を持ってきていただいて・・! 懐かしさとうれしさで感動しました。

【先が全く見えない時期の決断は大変でした。】

  1. 今回、物件をお探ししている間、どんなことが大変でしたか?
  2. ご主人:とにかく世間が、金利が下がる、上がる、今が買い時だ、いや、買い急ぐことはないなど、先が全く見えない状態で、今、本当に買ってもいいのだろうか?とか、もっと条件がいいものがあるのでは?と常に考えていました。
  3. 私も正直、市場が混乱し、数ヶ月先の見通しが見えないこともあって、まだ4月までお時間がありますし・・と様子を伺おうとしたこともありましたね。
  4. 奥様:でも私たちには4月には出ないとという期限がありましたし、4月に出るには、引渡し期間も含め、3月中に見つけなくてはいけない、そうとなると時間がないと思っていたのです。 子供もいたので、焦る気持ちと裏腹に、判断力が鈍って優柔不断になってみたり。三井さんには幾度となく、相談したかと思います。とにかく踏み切ってみないとわからない部分が多々ありました。
  5. 数週間後、何軒かご紹介した末に今の物件に出会いました。少しだけ値段帯を上げてみたら、条件に合いそうな物件がありました。ご予算内まで落とす交渉をする前提でご案内しましたが。
  6. 奥様:(オファーを出した後は)結構、先方も強気でしたね。こんな市場だし、マーケットに載せて1ヶ月以上経っているから、ホイホイと売ってくれるかと思いきや、中々思うような値段に刷り合わなくて・・。
  7. あれだけ入念に市場調査をして提示したのに、”ウチは他よりここがすごい”と負けずにリストアップしてきましたよね(笑)。
  8. ご主人:3回くらいやり取りして、これで最後!と返したら、相手もやっと歩み寄ってくれました。あれ~、買い手市場じゃないの?って。これで取らなかったら、もう諦めていましたよ・・。
  9. いざ、行動にしてみると、反応が期待していたのと違うのでギャップを感じますよね。逆にこれが、シアトルの市場の強いところだと思います。

【全てが程よく条件を満たしていました。】

  1. 今回の物件の決め手は?
  2. 奥様:地上からのアクセスが、段差のない1階へ続いていること。子供がいても安心です。それから、グリーンベルトに面していますが、採光が取れていて室内がいつも明るい。主要道路が近いのに一歩、コミュニティ内に入れば、静かなところでしょうか。それからガレージ付きというのも魅力でした。

  3. ご主人:今回は探すエリアも限られていたので。僕の通勤がKirkland、妻の会社がRenton。どちらかといえば、育児が中心となる妻の職場に近いほうを考えていたのですが、2つの勤務先にはちょうどいい場所でした。

    妻の職場まで10分弱、私の職場までもラッシュ時は40分ですが、空いていれば20分ちょっとで行けます。思ったより苦ではありません。
  4. 奥様:でも本当に静か過ぎて、たまに散歩する昼間でも、あまりご近所さんを見かけませんね。でも、お年寄りも多いみたいで、治安がよく、安心です。あ、この間、娘と同じくらいのお子さんにも会いました。

【それでも賃貸は賃貸、分譲は我家と実感します。】

  1. 今回はシアトルの大きな一軒家から、コンドミニアムに引越ししたわけですが、一軒家とコンドミニアムの違いは感じますか。
  2. 奥様:新しい物件なので、物が壊れていない(笑)。以前住んでいたところは、古い建物でしたから色々と壊れては、主人が直していました。
  3. え?Ownerさんではなくて、テナントさんご自身で管理していたのですか?
  4. ご主人:前のOwnerさんは1年の半分くらいをバケーションで空けていましたからね。不在のときで緊急の場合は、出来る限りのことをしていました。
  5. それは貴重なテナントさんですね。
  6. 奥様:それから、今回は上の階に人が住んでいますから、音が気になるかなぁと思いましたが、こちらも娘が泣いたりするので、お互い様かな?と気にしなくなりました(笑)。

    そうそう、インスペクションではわからなかったことも、実際に住んで見て色々と出てきましたね。キッチンのランプがぐらついていて、壊れていたのも気が付かなかったし。引越しして住んで見ないとわからないこともあるのだと思いました。

  7. ご主人:でも今まで住んでいて気がつきませんでしたが、賃貸はやっぱり”住み物”みたいな距離感があったのですが、例え以前よりは狭くなっても、今は”我家”と実感しています。ま、実際に感じたのは、ローンの請求書が来てからですが・・・!

【近所探索も徐々に広範囲へ。もぐらさんもご愛嬌です。】

  1. 今の家で気に入っているところを教えてください。
  2. ご主人:1階ですが意外に暖かいことに気がつきました。熱が中々逃げない構造になっているのか、暖房やガスの暖炉を10分くらいつければ、その余熱で充分なときがあります。

  3. 奥様:やはり新しい建物なので、天井が高く、角部屋で採光がしっかり取れていること。買い物の便利もよく、近所のFairwoodまでは車で数分、Issaquahまで足を伸ばしても20分足らず。色々と行動範囲を広げています。

  4. ご主人:ガレージがストレージの代わりになるのも助かります。そういえば、マスターベッドが面している壁から、もぐらが夜の8時くらいにゴソゴソする音が聞こえますね。あれにはびっくりしましたが、今ではご愛嬌でしょうか。
  5. これから何か家のプロジェクトはありますか。
  6. ご主人:引越し前に壁を塗ったのでしばらくありませんが、まぁ、将来的にはキッチンの辺りをHardwoodにしたり、1部屋は物置きになっているのでそれらの整理をしたいですね。

  7. 奥様:せっかく塗り替えた壁に、絵も飾りたいです。

【的確なアドバイスでベストなローンを選べました。】

  1. ご主人:それから今回、ローン会社のMarkにも大変お世話になりました。私たちのような条件でも、ベストな商品を見つけてくれて。ちょうど金利も下がってきたところだったので、タイミングがよかったのです。
  2. 実はですね・・この契約直後にご夫妻が選んだ、ゼロダウン(頭金なし)の商品がなくなりまして・・。彼はこのプロセスが何らかの要因で審査が通らなかったり、だめになったら・・といつも心配していました。
  3. ご主人&
  4. 奥様:え~そうだったんですか!よかった~。ギリギリ大丈夫だったんですね。
  5. 毎日、ローンの規約が変更されてより厳しくなっていますから、タイミングもあるんですね。

【市場のことを考えず、将来を見据えた投資と思えばいいと思いました。】

  1. 最後にこれから家を購入される方に何かアドバイスをお願いします。
  2. ご主人:僕たちも最初そうでしたが、マーケットのことを考えていたら、いつまでたっても踏み切れなかったでしょう。今の市場ではどうしてもShort Termのことを考えてしまいがちです。でも、シアトルの市場を見る限り、このままずっと下がり続けることはないと思うので、長い目で見て、気に入った物件があるのなら、買ったほうがいいと思いました。
    買うほうは本当に買い時だと思います。売るほうは・・大変ですよね(笑)。でも私たちのように本当に好きで買ってくれるBuyerさんが多くなるのだと思います。

  3. 奥様:数年前と比べ、インターネットでの情報収集が非常に役に立ちました。条件が大事なのか、実際に見てみた感覚が大事なのかなど、色々な角度から検討することが出来たのも、早く理想の物件に出会えた結果だと思います。
  4. なるほど・・。”本当に好きで買ってくれるBuyerが増える”って、売るほうも、そして買うほうもHappyになりますね。とても貴重なお話、ありがとうございました。

    今は情報が溢れすぎていて、どれが正しくて間違えているのか、返って解りづらい時代になってきています。昔のMLSはこんなに情報がなく、実際に足を運んでみないとわからないことが多々ありました。今はそれから比べると、とても楽になりましたが、やはり奥様のMさんもおっしゃっていたように、あまり情報や、条件で絞りすぎると、大事なところを見落としがちになります。今では当たり前になった値下げ交渉ですが、今年初めはまだまだ、Sellerさんが市場を把握しきれていない時期でした。「欲しい家を適正価格で買いたい」というのは、今しかできないのでは?と素早く判断されたKさん&Mさんご夫妻に、逆に今年のポイントを教わったような気がします。

    一軒家を借りているときから育てていたという、たくさんの野菜の苗が、パティオでしっかり根をつけて育っていました。じっくりと太陽の日を浴びて、新しい環境でも大きな実をたくさんつけるでしょうか。本来、不動産を買うとは、こういうことでは?と気がつかされた瞬間でした。ご近所さんになったので、また寄らせてもらいますね。

Fair Housing / Equal Opportunity Law

Fair Housing Law

ご存知ですか?Fair Housing / Equal Opportunity Law
当社は囲い込み物件(ポケットリスティング)は取り扱っておりません。


アメリカでは人種や、その他個人的な背景(家族構成・移民・性別等)を理由に、住居の取引を拒否することを違法としています。すなわち、全ての方に購入や売却、居住の権利が与えられているシステムとなっています。

また、日本で多く見られる、囲い込み物件(ポケットリスティング)法律で厳しく取り締まられています。ワシントン州では全てのお客様へ平等に物件がご案内できるよう、共有データベース(Multiple Listing Service=MLS)が売買情報を管理。(一部賃貸は除く。)買主様・売主様の双方にとって、最大限の売却チャンスが得られるようにお手伝いしています。

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