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お宅訪問
Mariko's Home Visit
マイホームを購入、売却された先輩方の体験談・生の声・素敵なオーナーライフなどをご紹介します。 これからマイホームのご購入、ご売却を考えていらっしゃる方、買い替えを考えていらっしゃる方、先輩達のアドバイスや経験をぜひ参考にしてみてください。 新しいホームオーナーを次々とご紹介しますので、どうぞお楽しみに。
Vol. 3
- KatoさんFamily宅
- ずっと憧れの家だったんです。
- 地区:Bellevue
築年:1990年 4 bed/2.5 bath
2004年5月 【初買替】
早いものでお宅訪問も3回を迎えました。25日発行予定の新聞にこの前宣伝を載せておきながら、既に出回っていたのを知らず編集長は大慌てです(汗)。(ちなみに今日は24日です。)さて、今回もまさに”運命の家”に出会ったという、加藤家のご自宅を訪問させていただきました。
- Mariko:ほぼ1年間くらいでしょうか、最初にご連絡を頂いてからご購入、ご売却のお手伝いをさせていただきました。待っていてよかったですね。家が住む人を選ぶといいますが、加藤さんの場合はまさにそうなのではないでしょうか。
- Hiromiさん:もう、借りていた友人からOwnerが売りに出すと聞いたときはうそでしょ!?って思いました。
- Mariko:ずっとおっしゃっていましたよね、Bellevueの友人宅みたいな家が欲しいって。まさか本当に買えるとは私も夢にも思ってませんでした。ほんと、中々これ!っというのがなかったですよね。
- Hiroさん:確か、まりさんは休暇で日本だったんですよね。その後、僕たちも日本へ行く予定で一体どうすればいいのか、ホント歯がゆい思いをしました。
- Mariko:そうそう、留守電にHiromiさんからの興奮したメッセージが入っていて、もう絶対に手に入れてあげなくっちゃ!って。当時滞在していた山梨の祖父母の家から毎朝、エージェントに連絡してました。まだ売りに出す前だったので、エージェントからは当然一向にお返事がなく、こちらも意地になって、まるでチケット予約みたいに。
でも運良く私がシアトルに帰国後の売り出しだったので、一目散にオファーを書きましたよね。何せ、加藤さんは何度もお邪魔してるし、見なくてもオファーが書けたという、すごいメリットがありました。
【世界中を飛び回ったオファー】
- Hiromiさん:オファーをとりあえず出した後、私たちが入れ替わりで日本へ出発、まさにインターナショナルな取引でした。(笑)
- Hiroさん:確かSellerさんがハワイで休暇で、僕たちは日本、シアトルでまりさんら、Agentさんがやり取りして、もう僕たちのオファーが世界中を飛び回り、最後は何が書いてあるかわからなかったね!
- Mariko:そうでした、よく覚えてましたね(笑)。売り出した初日、40人ものエージェントさんが観に来て3つか4つくらい同時にオファーが来ていきなりの争奪戦に巻き込まれました。だた、日本からの”嫌がらせコール”と物件を見ないで書いたオファーが強烈だったのか!?相手のエージェントさんは最初からうちと取引したいと言ってきてくれたときは、すっごくうれしかったです。
- Hiromiさん:でも喜んだのもつかの間、当時の価格から見る見るうちに上がっていって、最後はなんじゃそりゃぁ~って価格でしたね。
- Mariko:そうなんです、私も参ったなぁって。絶対に取らなくては!と気合入れてたので、当時流行りだした最強オファーを書いたつもりだったんです。つまり、インスペクションを放棄でフルプライス。でも、それ以上出してこいと言われ、正直、諦めようかと思いました。今はそんなのは当たり前ですけど。でも、もうひとつのオファーが何と金額空白で好きな価格を書いてきていい、というものだったらしく、当時の状態は皆正気じゃなかったですよ。
- Hiroさん:この間、友人が20,000ドル上乗せしても取れなかったって言ってました。
【勝ち取ったはいいけれど、いざ蓋を開けてみたら・・・】
- Mariko:めでたくこちらのオファーを取ってもらい(当然ですが!)一応それでも合間を縫ってInspectionをし、すごいダメージが見つかったら今度は本当に諦めようと思ってました。結果、賃貸に出していた分かなりひどい状態でしたが、特別なダメージはなかったので良かったです。ん?良かったのでしょうか!?
- Hiromiさん:友人がいつも寒い寒いって言ってたんですね。冬の電気ガス代が500ドルを超えることもあるって。でも、日本からの感覚でしたら大きな家ですし、当たり前だと思っていたようです。しかし、Inspectionをしてその原因がよーくわかりました。
- Hiroさん:まず、暖房の管(ダクト)が外れてたところが数箇所、それから何と言っても屋根裏にインスレーション(防断熱材)が全く入っていなかったこと、もっとびっくりしたのは、これはインスペクションでは見つからなかったのですが、窓枠を変えようとしたとき、ブラインドをはずしたら1cmくらい窓枠がずれていて、隙間があったんです。
- Hiromiさん:友人に言ったら、「そういえば、キッチンは特に寒かったかも。」って(笑)。やっぱりずっとテナントさんが10年以上住んでいてOwnerさんは近くにいないし、ずっとメンテナンスなんてされてなかったんですね。
- Mariko:引っ越されてからどんな手入れをしましたか。
- Hiroさん:主にインスペクションで言われたことですが、まず窓枠を換えて、ダクトを正しく接続、床下からなぜかビール瓶がいっぱい出てきましたよ(笑)。屋根も部分部分取り替えたり、インスレーションも入れたのでおかげさまでその冬は暖かく過ごせました(笑)。
- Mariko:インスペクションなしでフルプライス以上払った上に大変でしたね。重ねてお詫び申し上げます。
- Hiromiさん:いえいえ、でも本当に憧れの家だったので今となっては大満足です。あの時、潔く決断してよかったです。
【売り手市場だと思っていたのに苦戦した買い替え】
- Mariko:さて、家が突然決まってその後は当時住んでいたご自宅を売却と、忙しかったですね。思った以上に新しい家が高かったので、ちょっと欲張った値段を付けたのを覚えています(汗)。
- Hiromiさん:毎日毎日、誰かしらエージェントさんが来ていたのに、中々オファーが来なくて焦ってきました。いきなり来たオファーが足元見てのすっごい低いオファーで。
- Mariko:そうそう・・・。私も何が原因なのかって悩みました。そしたら、何と意外なことに、ご近所さん!には参りましたね。エージェントのフィードバックのほとんどが「向かいの犬が怖そう。」「隣の犬が放し飼いになっていた。」「向かいの家が怪しい。どんな人が住んでいるのか。」とかとか・・。なぜか日本人ではないのに、布団をよく干してましたよね(笑)。妙に親近感が沸いたのも事実ですが。
- Hiromiさん:両隣の人とは仲が良かったのですが、向かいの人とはあまり交流がなく、よくわかりませんでした。で、まりさんが思い切って向かいの家が見えなくなるように、木を植えてしまおうと提案、そしたらあっさりオファーが来たんですよね。
- Mariko:もう、家はすごい褒められているのにそんなことが原因だなんて悔しかったです。確かに小さなお子さんがいる方には、あの放し飼いの犬は強烈だったかも。植木屋にもう、フサフサな木だったら何でもよくて、あの布団干しと、犬が見えなくなるのが目的って何度も何度も説明しました。本当はもう少し感覚を開けなくてはいけないのに、もっと詰めて植えてぇ~って(笑)。
【やっぱり初めて買った家だから愛着がありました。】
- Hiromiさん:でも売れたら売れたで、結構寂しくなったりして。アパート暮らしをしていて初めて買った家ですし、買ってからも色々とリモデルをして愛着があった家ですから。
- Hiroさん:やっぱり子供が産まれたときから住んでいたところだからね。ちょっとご近所が気になったこともあったけど、あとは静かで良いところだったなぁ。
- Hiromiさん:最後はまりさんのSOLDサインと一緒に記念撮影しました。ちょっと涙が出ちゃったりして。
- Mariko:え~!私のサインと一緒にだなんて光栄です。そういう大事な節目にお手伝いさせていただき、私も幸せです。それでは最後にお決まりの質問ですが、今の家で好きなところはどこですか。
- Hiromiさん:まず、周りに同じくらいの子供が多く、学区が第一優先だったので希望通りの学校に子供たちが通えていること。スクールバスがすぐ家の目の前まで来るので、玄関先でいってらっしゃーいって(笑)。それから南向きで明るく、またご近所の人も色々な国の方がいて、同じくらいの生活レベルなので安心ですね。
- Hiroさん:以前住んでいた家はちょっとワイルドだったよね(笑)。
- Mariko:引越しして一番変わったことは何ですか。
- Hiromiさん:犬!犬を飼ったこと!子供たちにはずっと引越ししてからねと約束していたので。
- Mariko:さて、次の加藤家のプロジェクトはなんでしょうか。
- Hiroさん:もうたくさんあります!まず、犬のためのフェンスが欲しいですね。それから外壁のペイントもそろそろだし。屋根はあと数年ってとこかなぁ。実は家の中のペイントもしたいんだけどね。
【いいと思ったら迷わずGO!】
- Mariko:今思うと当時としては大変な決断をされたかと思いますが、振り返ってみてどうでしたか。
- Hiroさん:そうだね、当時は高く買ったけれど、今の市場だったら、まず手が届かなかっただろうなぁ。だから、良い時期に買ったと思っています。いいと思ったら迷わずGO!ですね。
- Hiromiさん:実は最初の家のときも買い逃したことがあって、その後同じストリートに出た物件を迷わず買ってしまったんです。でも、毎日その前を通ると「あぁ~本当はここに住むはずだったのに!」と悔やんでいたのは事実です。だから、今回は良い決断をしたと喜んでいます。
- Mariko:よかった!その言葉を聞けて今、安心しました。
- 子犬のMimiちゃんと一緒の仲良し姉妹、ありさちゃんとまりなちゃん。いつか頂いた暖かいお手紙は今でも私の宝物です。こんな素敵なご家族をお手伝いさせていただけたのも、本当にラッキーでした。加藤さんを始め、私はつくづく良いお客様に恵まれているなぁと改めて感謝しています。今後ともも公私共々、よろしくお願いしますね。これからも「買ってよかった」と思われる家を皆さんにご紹介できたらと思います。今日はありがとうございました。
Fair Housing / Equal Opportunity Law
ご存知ですか?Fair Housing / Equal Opportunity Law
当社は囲い込み物件(ポケットリスティング)は取り扱っておりません。
アメリカでは人種や、その他個人的な背景(家族構成・移民・性別等)を理由に、住居の取引を拒否することを違法としています。すなわち、全ての方に購入や売却、居住の権利が与えられているシステムとなっています。
また、日本で多く見られる、囲い込み物件(ポケットリスティング)法律で厳しく取り締まられています。ワシントン州では全てのお客様へ平等に物件がご案内できるよう、共有データベース(Multiple Listing Service=MLS)が売買情報を管理。(一部賃貸は除く。)買主様・売主様の双方にとって、最大限の売却チャンスが得られるようにお手伝いしています。