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お宅訪問
Mariko's Home Visit
マイホームを購入、売却された先輩方の体験談・生の声・素敵なオーナーライフなどをご紹介します。 これからマイホームのご購入、ご売却を考えていらっしゃる方、買い替えを考えていらっしゃる方、先輩達のアドバイスや経験をぜひ参考にしてみてください。 新しいホームオーナーを次々とご紹介しますので、どうぞお楽しみに。
Vol. 16
- Umemotoさん(仮名)宅
- 買い替えの綱渡りでしたが、
全てお任せしました。 - 地区:Woodinville →Bothell
築年:1967年 一軒家→1999年 2 bed/2.5 bath タウンハウス
時期:2006年9月 【初買替】
【色々な状況が重なり、一軒家はそろそろ卒業かなと思いました。】
- Mariko:まずは今回のご自宅売却に至った経緯を教えていただけますか。
- Umemotoさん:8年住んだWoodinvilleの家を離れて近いうちに日本へ帰ろうと考えていました。ずっと具体的ではなく、まりこさんとは約4年前からご相談していましたね。今回何とか目処がついたので再びご相談。ただ、まだまだこちらで整理しなくてはならないこともあり、あと最低でも数年はシアトルにいることを前提にお話を伺いました。しかし、一軒家のメンテナンスも大変になってきて、とりあえずマーケット的にもいい時期だし、生活のスリム化を図り、いつでも帰国しやすい状況にしておこう、というのが一番のきっかけです。その後は身軽になれるよう、賃貸にでも移ろうと思っていました。
- Mariko:そうでしたか。それで売却の準備を始めたのですね。
- Umemotoさん:今年の春くらいにそれを思い立ち、色々と自分で売却に向けて準備をしようと思っていました。まずはお庭の整備をしようとある業者に頼んだところ、突然詐欺に遭ってしまい・・・。すっかり出鼻を挫かれた思いでまりこさんに連絡しました。
- Mairko:ご連絡をいただきびっくりしました。先にご相談いただいていればと、私でさえも悔しい気持ちになりましたよ。
- Umemotoさん:でも今からでも大丈夫ですよ、と励ましていただき、もっと売却に効果的なプランを提示していただきました。予算に合わせ最大限の魅力が出せるよう、プランだけでなく、業者も適切な人を雇ってくださり、その手配、スケジュール管理から完成後のチェックまで本当に助かりました。最初から全てお願いしておけばよかったと・・・。
【売るのがもったいなくなるほど変貌しました。】
- Mariko:でも実際に作業が始まってから、色々とバタバタさせてしまって・・・。
- Umemotoさん:いえいえ、私の予算は命一杯出せて10K(100万円)ちょっとでしたので、一体どんなことが出来るのかと思いましたが、見違えるほど変わって本当にびっくりしました。 まず、シングルだった窓をダブルに、外壁のペイントをグレーからクリーム色へ、インテリアのペイント、インテリアライトの追加だけで驚くほど家の外、中が明るくなり、友人にもびっくりされました。その他、キッチンのキャビネットの取っ手だけを変えてみたり、インスペクションで指摘されそうな細かい修繕も含め、1週間ちょっとで作業が終了。何をしたらいいか、全くわからなかったのですが、あっという間に売却の準備が出来ました。
- Mairko:それらの投資をしただけで、約20K(230万円)物件の価値が上昇し、10Kの投資リターンが見込まれましたね。それにマーケットに勢いがあったのもあり、少しだけその他の修繕費用を見越して、合計約25K(270万円)の価格を、リモデル前の市場価格に上乗せしてみました。リモデルなしで300K前後、リモデル後で330K、それでも当時の相場内だったので悪くない投資だったと思いますよ。
- Umemotoさん:インテリアのコーディネイトや写真撮影もされたときには、売るのが少しもったいないかとも思いました(笑)。売り出した時期もよかったこともあり、最初の1週間は電話もなくスローでしたが、その後ポンっとオファーが。しかもこちらの条件通りの契約でほっとしました。
インスペクションの交渉もうまくしていただき、結局計算通り、上乗せした分の費用で問題をまかなうことが出来て、希望通りの金額で売れたのでとても満足です。うちの周りでは何軒か、市場に戻ってきた物件もあったくらいですから。 - Mariko:内心はオファーが殺到して・・・などと贅沢なことを考えていたのですが、今年は夏辺りからマーケットがスローになってきていたので、一発勝負でいいオファーをいただき、これに飛びつかない理由なんてありませんでしたよ。
【賃貸に住む方が不安になると思いました。】
- Mariko:さてインスペクションも無事に通過し、その後、新居を探すだけとなりましたが、当初は賃貸をお探しでしたね。
- Umemotoさん:目処がついたらいつでも日本へ帰国するつもりでしたので、最初はその方が楽かと思いました。それに大体、私のように特定の収入があるわけでなく、無職、しかも独身女性、外国人というような悪条件でローンが降りるなんて夢にも考えていなかったですし、だからといって売却益で買えるような物件は、最近の地価高騰でどれもひどいものばかりでした。
- Mariko:でも結局購入された一番の要因は?
- Umemotoさん:アシスタントのChaiさんの一言ですよ(笑)。色々と賃貸物件を紹介していただいたのですが、どれも値段の割にはピンと来るものがなく、そのうち”うちの三井がUmemotoさんでも買えるのに、賃貸はもったいないって言ってましたよ~。”というのを聞きつけまして・・。また相談してみようとなりました。それから話がトントン拍子で運び、いいローン会社を紹介していただき、結局、自宅の売却益を見込み、それを条件に、ローンが降りることになったんです。これは本当に信じられませんでした。
- Mariko:全然、あり得ることでしたので心配していませんでしたよ。アメリカはお金を借りるのにはとても簡単なシステムがたくさんあるので、怖いくらいですが(笑)。
- Umemotoさん:賃貸事情も私が知っていたときと随分変わっていて、まず自分で訪ねていってもWebではOKだったのに、実際には満室、それから賃料がどんどん上がってくる可能性が高く、返って落ち着いて暮らしていけないと思ったのです。
【限られた時間内でしたが、何とか住みたいところが見つかりました。】
- Mariko:そうと決まったら猛スピードで購入物件探しが始まりましたね。何と言ってもご自宅の売却が決まっていて、新しいところが決まっていなかったわけですから。しかも条件的に同時に買い替えの引渡し手続きをしなくてはならず、空き家を中心に、クローズする日をこちらで調整できる物件を探していたかもしれません。
- Umemotoさん:今回の購入は、これからじっくり腰をすえて住むというより、何かあればすぐに売れるところが条件。その中でたまたま、売り急いでいるいい物件があって早速オファーを書いたのが今の物件でした。投資目的を優先に考え、予定していた価格帯とはかなりオーバーしてしまいましたが、それでもローン借入額の範囲内だったので、思い切って決めました。
- Mariko:Umemotoさんの場合は売却益をそのまま頭金に乗せられたので、ファイナンスが強い!という理由でプッシュしましたね。一度他のBuyerで失敗していたSellerにとって、このオファーは願ってもいないオファーだったんですよ。でも、こちらも相手の事情を察して、家が売れないと買えないという条件はつけず、最悪は他の条件で切り抜けようと、万全を期した上での作戦で(汗)まさに綱渡りになるはずでした・・。
- Umemotoさん:そんなことも全く把握していなく、もうまりこさんのなされるままに身を任せていましたので、後で聞いて驚きました。なんで自宅の売却後、1週間も売却した家に住んでいてもよかったのか、そして購入する方は売却日と一緒の引渡し日にしたのでファイナンスは問題なし、段取りをうまく組んで下さって。その後に引越しする準備を4日間もくださり、何とかこちらも神業で引渡しと新居への引越しが出来ました。
- Mariko:久しぶりの綱渡りでした。自宅の売却が成功しなければ、全てが狂いましたから。でも本当によかったです。
【本当に自分が楽しむために住めるようになりました。】
- Mariko:さて一軒家からタウンハウスへと環境が変わりましたが、いかがですか。
- Umemotoさん:もうメンテナンスの心配をしなくていいので、本当に自分がしたいことを考えられるようになりました。ペンキを塗ったり、蛇口を好きなスタイルに変えたり・・。今はとても楽しいです。
タウンハウスというイメージが一掃されたのが、ここから見える景色。デッキの外は緑地帯なので圧迫感がなく、しかも自分の庭ではないのでメンテナンスに悩まされることはありません(笑)。それに戸締りが簡単。先日、ちょっとしたものを家の裏側に置いておいたのですが、誰が見たのか、すぐに家の中に片付けてください!と管理会社から通達がありました。驚きましたが、常に管理してくださっているという安心感を逆に感じました。
前の一軒家よりは当然狭くなりましたが、色々と機能的に使えるので返って余っているスペースがあるくらいです。こういうところが分譲用の建物は違いますし、とにかく以前よりずっと新しい建物なので快適です。 - Mariko:心配されていた、ローンを組むことに対してはどうでしたか。
- Umemotoさん:売却益を全てつぎ込んだわけではなく、今後のローン返済にも充てられるよううまく分散したので、あまり借金をしているという感覚がありません。しかも賃貸でしたらドブに捨てるお金になるわけですが、将来少しでもこれらの投資が戻ってくることを考えると、全く苦ではありませんよ。
【不動産を持つということは人生設計と直接関わってくるのだとわかりました。】
- Mariko:それでは最後にこれから不動産購入をお考えの方にアドバイスをお願いします。
- Umemotoさん:何と言っても信頼の出来る不動産エージェントを見つけることではないでしょうか。まりこさんは、ただ売る・買うだけでなく、色々な考え方を提示してくれました。家って財産になるので車のように持っていたり、使っていたりするだけのものではなく、直接人生設計に関わってくること。色々なオプションが考えられることが大事だとつくづく思いました。
特に私の場合は収入があるわけでなく、守りの経済になるのでちょっとした違いにとてもナーバスに。100万円の違いを、100万円高い物件を買うと将来がこうなる、その分安いと後でこうなってしまう、という何通りものリスクをシュミレーションをし、自分の大切な財産を減らさずに済んだというのは、私にとって大きな収益です。ただ売るだけのエージェントはたくさんいますが、どうやってこちらの利益を守ってくれるか、長い目で物事を判断し、それに沿ってアドバイスをしてくれるかが重要です。本当に色々としてくださり、またアシスタントのChaiさんにもとってもよくしていただき、助かりました。 - Mariko:そうでしたか。それを聞いて安心しました。これからはゆっくりと快適な暮らしをお楽しみくださいね。
今回の買い替えは、私も100%保証ではなかったのでどうなることやらと思いましたが、Umemotoさんの迅速な対応、ご理解とご協力が良い結果と繋がって本当にうれしい限りです。こういった奇跡とも思える体験をすると、常日頃からお客様に助けられているなぁと感謝に尽きます。これからも色々なケースを想定し、安全な買い替えが出来るよう、お手伝いできたらと思いました。こちらこそ、貴重な体験をさせていただきありがとうございました!
Fair Housing / Equal Opportunity Law
ご存知ですか?Fair Housing / Equal Opportunity Law
当社は囲い込み物件(ポケットリスティング)は取り扱っておりません。
アメリカでは人種や、その他個人的な背景(家族構成・移民・性別等)を理由に、住居の取引を拒否することを違法としています。すなわち、全ての方に購入や売却、居住の権利が与えられているシステムとなっています。
また、日本で多く見られる、囲い込み物件(ポケットリスティング)法律で厳しく取り締まられています。ワシントン州では全てのお客様へ平等に物件がご案内できるよう、共有データベース(Multiple Listing Service=MLS)が売買情報を管理。(一部賃貸は除く。)買主様・売主様の双方にとって、最大限の売却チャンスが得られるようにお手伝いしています。