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お宅訪問
Mariko's Home Visit
マイホームを購入、売却された先輩方の体験談・生の声・素敵なオーナーライフなどをご紹介します。 これからマイホームのご購入、ご売却を考えていらっしゃる方、買い替えを考えていらっしゃる方、先輩達のアドバイスや経験をぜひ参考にしてみてください。 新しいホームオーナーを次々とご紹介しますので、どうぞお楽しみに。
Vol. 17
- Tomokoさん(仮名)宅
- 行動のみ!で 4度目の正直でした。
- 地区:Woodinville
築年:1985年 2 bed/1.75 bath ガレージ付コンドミニアム
時期:2006年7月 【初購入】
【何をどうしたらいいのか、わからないことだらけでした。】
- まずはご購入に至った一番の動機は?
- Tomokoさん:今年の2月に日本から渡米してきまして住むところを探していました。とにかく皆に借りるより買った方がいいといきなり薦められました。でも何から始めていいのやら、またお金が心配でどのような物件も買えるかわからなかったので、Marikoさんにご相談したのです。
- 確か今年の3月に一番最初にご連絡いただきました。
- Tomokoさん:今年もマーケットが健全で早めの決断の方がお徳ですよ、とのことで4-5月辺りから本格的に探し始めたかと思います。実際に探し始めるまではピンと来ませんでしたが、周っていると市場の早さを身に染みてきました。いい物件はすぐになくなってしまう、考える余裕がない・・・などプレッシャーに思ったこともありましたが、取り敢えず行動して、後で考えて見ましょう、というアドバイスもあり、実際オファーを書いてから何度か考え直し、キャンセルも数回したかと思います(笑)。
- そうでしたね、確か4-5回は書いていますよね(笑)。
- Tomokoさん:ほんと、すみません!でもそのときは本気なのですが、後で色々と考えてみると条件に合っていなかったり、もう少しじっくり考えてみようと思ってみたり。タイミングが難しかったです。
- でもそうやって行動するのが勝ち!みたいな市場でしたし、それはそれでよかったのだと思いますよ。私はいつも好条件で早くオファーを書くことをお薦めしています。だめだったら期日内ならキャンセルができますし。実はそれが一番買い手にとって安全というのもあります。そうして理想の物件に一歩一歩近づいていく過程が大事だと思います。
【それでも今買おう!と思いました。】
- 以前も同じエリアに住んでいて一時帰国、そしてまた渡米してきたわけですが、実際にこちらで不動産を買うことになって何に驚きましたか。
- Tomokoさん:3-4年前とは随分事情が違うなぁというのはすぐにわかりました。実際に友人が、私が以前居た頃の値段を聞くと大ショックを受けたり(笑)。今となってはたらればですが、それでも今、買おうと思いました。また数年後には同じように後悔している自分の姿が見えたからです。
今、色々と不動産バブルが騒がれていますが、個人的には自分が狙っている価格帯は落ちる要素が見当たらないと思いました。ボーイングやマイクロソフトなどの大企業の経済が好調な上に他州からの移住者も依然増えているからです。 - そうですね。一時的に落ち込んだとしてもシアトルの市場はまだまだ将来が見えるような気がします。
- Tomokoさん:独身女性が不動産を買うことについても日本と意識が違いますね。日本の友人は驚いていましたが、こちらでは普通のこと。同時期に友人で探している人もいて、一緒に情報交換をしたり、励ましあったり・・。大きな買い物なので最初はやっていけるか、それだけが心配でしたが何とかがんばってローンも払っていますし、それ以上の満足感があります。
- 例えば賃貸のときと何が違いますか。
- Tomokoさん:建物の作りがまず頑丈です。それから仕様も普通の分譲用では特に私のユニットはUpdateされていないのかもしれませんが、賃貸用とは断然グレードが違います。何でも大切に使おうと愛着も沸いてきますしね。それに当然Ownerさんが多いのでコミュニティ全体の雰囲気も違う。ローンの支払いも賃貸のときと比べて差がなく、しかも税金のベネフィットを考えると、それ以上のリターンが既にあります。
【賃貸のときとは違う、Ownerとしての自覚を感じています。】
- 今のお住まいで気に入っているところは?
- Tomokoさん:ベランダからの風景でしょうか。場所も静かで通勤に近い、日当たりがいいなど。同じ近所に友人が住んでいてここの物件は以前から知っていたのも決め手でした。それに寝室側はグリーンベルトに面していてプライバシーが抜群。管理費では既に新しい屋根とベランダの修繕が賄われ、新しくなっていて安心です。やはり住んでいる方もOwner意識が高いため、安全ですし、住んでいて安心ですね。
- 今はルームメイトとお住まいになっていますよね。
- Tomokoさん:はい、賃貸のときから一緒に住んでいた子です。しかし、自分がOwnerになってからは少し状況が変わってきました。賃貸の時には気にならなかったことが、いざ自分のものになったら、色々と気になりだしたのです。例えば、ドアを強く開け閉めしたりとか、共有部分を掃除していなかったり、断りなしに鍵を友人に預けたりと・・・。そういうわけで、Marikoさんに相談し、別途契約書を作ってもらうことにしました。
- そうですね、例えルームメイトでも利害関係は発生してきます。よって約束事を決めていかないと、将来Tomokoさんにダメージが生じますからね。コミュニティの規則でも彼女のような場合は賃貸住居者と同様の扱いになりますので、それらの規定が守られなければ、住む権利も危うくなります。そうなるとOwnerであるTomokoさんの責任問題にもなりますから、しっかりと書面にて契約をするのが安全ですよ。
【じっくり考えてすばやく行動が鍵です。】
- それでは将来、購入を検討されている方にアドバイスをお願いします。
- Tomokoさん:こちらへしばらく居るのなら早いうちに買っておいたほうが吉です。先ほども言ったようにシアトルは落ちる要素が見当たりません。全米で騒がれていますがファーストタイムバイヤーさんが買える価格帯はまだまだ健全だと思います。もちろん、じっくりと考えて買うのが一番ですが、あまり考えすぎてもせっかくのチャンスを逃しがちになります。まずはすばやく行動して、後でじっくり考える、という時間もあります。それらのタイミングを上手く利用して、いい物件に早く出会えることが鍵だと思います。
- ありがとうございました。これから楽しいOwner’sライフをお過ごしくださいね。
第一印象からは伺えなかったような、アグレッシブな攻め方で見事、理想の物件に出会えたようで安心しました。特殊な人だけが持つ先見の目で、というわけではなく、Tomokoさんの場合は行動のみの体当たりで得た結果が、将来を見越した良い投資となったようです。これからはキッチンにブラインドをつけたり、カーテンを替えたいとのこと。ほとんどUpdateしてあったのでもう何もしなくていいくらいですが、こうして小さな変化でも楽しみたいというTomokoさん。彼女の愛情が益々増していく住まいをまた拝見できることを楽しみにしています。
Fair Housing / Equal Opportunity Law
ご存知ですか?Fair Housing / Equal Opportunity Law
当社は囲い込み物件(ポケットリスティング)は取り扱っておりません。
アメリカでは人種や、その他個人的な背景(家族構成・移民・性別等)を理由に、住居の取引を拒否することを違法としています。すなわち、全ての方に購入や売却、居住の権利が与えられているシステムとなっています。
また、日本で多く見られる、囲い込み物件(ポケットリスティング)法律で厳しく取り締まられています。ワシントン州では全てのお客様へ平等に物件がご案内できるよう、共有データベース(Multiple Listing Service=MLS)が売買情報を管理。(一部賃貸は除く。)買主様・売主様の双方にとって、最大限の売却チャンスが得られるようにお手伝いしています。